top of page

食品ロスって何だろう?

  • 執筆者の写真: めぐみ
    めぐみ
  • 2020年8月7日
  • 読了時間: 5分

こんにちは!Snactionのメンバーのめぐみです。


近年、「食品ロス」や「フードロス」という言葉をよく耳にするようになりましたが、この言葉を聞いてどんなことを想像しますか?

恥ずかしながら、私は「もったいないこと」「食べ物が捨てられること」などのぼんやりとしたイメージしかありませんでした...


そこで、今回は食品ロスについて調べていきたいと思います!





目次

1. 「食品ロス」とは 
2. 食品ロスの現状
3. 食品ロスがもたらす問題
4. 食品ロスを減らすためにできること
5. まとめ




1. 「食品ロス」とは


食品ロスとは「本来食べられるのに捨てられてしまう食品」を意味します。(※1)食品廃棄物のうち、可食部(食べることができる部分)を含むものに対して使います。


また、食品ロスは


・事業活動を伴って発生する食品ロス「事業系食品ロス」

・各家庭から発生する食品ロス「家庭系食品ロス」


の大きく2つに分けられます。(※2)

私たちが実際に目にするまでに捨てられてしまう食品は事業系、家庭などで消費する段階で捨てられてしまう食品が家庭系に分類されます。



食品ロスと同じ意味を持つ言葉に「フードロス」がありますが、英語表記の「Food loss」は消費者の手元に届く前の段階のサプライチェーンにおける食品の損失を意味し、少し意味が異なるので注意です。詳しく知りたい方は、UNEP(国連環境計画)のホームページをご覧ください。




※1 ※2 農林水産省「食品ロスとは」





2. 食品ロスの現状


では、日本では具体的にどのぐらいの量の食品が廃棄されているのでしょうか?


農林水産省によると、本来食べられるのに捨てられる食品の量は年間612万tで、

日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約48kg。これは日本人1人当たりが毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てているのと同じ量だそうです!(※3)


予想をはるかに超える量で驚きました...


ちなみに、612万tのうち事業系食品ロスは328万t、家庭系食品ロスは284万tとなっています。 (※4)


また、世界の食品ロスを見ると、1年当たり約13億 トンが世界中で捨てられており、人の消費のために生産された食料の3分の1に相当します。(※5)


先進国に限らず世界中で食品ロスは発生しており、飢餓で苦しむ人々が沢山いるにもかかわらず大量の食べ物が捨てられているという深刻な現状です。


一人ひとりが食べ物を大切に、無駄なく消費していく必要があります。




※3 ※4 農林水産省「食品ロスとは」

※5 政府広報オンラインもったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう」





3. 食品ロスがもたらす問題


食品ロスが発生する理由として


・過剰生産

・出荷前の作物の保存環境が悪かった

・品質の基準が高すぎる

・コスト軽減

・食べ残し

・お客さんに提供できなかった仕込み済みの食材

・期限切れの売れ残り

・規格変更によってお店に置くことができない

・過剰除去...


などなど、様々な原因が考えられますが、


食品ロスの発生により、どのような問題が起こるのでしょうか?



まず、環境問題が挙げられます。大量の食品ロスが発生することにより、食品ロスを含めた多くのごみを可燃ごみとして燃やすことで、CO2排出や焼却後の灰の埋め立て等による環境負荷が考えられます。(※6)


次に、環境負荷による経済への打撃です。捨てられた食品の処理によって発生した温室効果ガスが干ばつなどの自然災害の要因となり、農業に打撃を与える悪循環が起こり、経済的損失が発生します。(※7)


このような負の循環に伴って世界の人口も今後増え続けることで、飢餓が途上国に留まらず、先進国にも広がることが懸念されています。(※8)



「これぐらいなら大丈夫だろう」という軽い気持ちで食べ物を捨てた時、お腹がすいて倒れてしまう人がいること、栄養失調で病気にかかった人がいること、そして、将来、巡り巡って地球の破壊に加担し自分たちの生活をも苦しめることになるということを、忘れてはいけないと思います。




※6 政府広報オンラインもったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう」

※7 ※8 国連WFP「考えよう、飢餓と食品ロスのこと。」





4. 食品ロスを減らすためにできること


では、食品ロスを減らすために私たちができることは何でしょうか。


例えば、普段の食事。


私は、普段からものすごい量を食べるので、「私は食べ残しを絶対するはずがない!」と思い込んでお店の人気ラーメンを頼んだ結果、盛大に残してしまったことがあります...

その時、残した理由はラーメンの量ではなく、味や具材の好みでした。

ちなみに、タピオカでも同じことをやらかしたことがあります...


よく、バイキングなどで食べ物を沢山お皿に取り過ぎて食べきれず処分、などの「量が多すぎて」パターンがありますが、


量を調節するのはもちろん、自分の味の好みやその時の体調を考慮し、「何を」「いつ」食べるのか、ということも気をつけるべきだと痛感しました。

新商品に目がない、冒険家タイプ、という方は特に意識すべき点ですね。



また、「食べる」という観点以外にも「作る」側の意識も重要だと考えます。


作って保存していた食べ物が冷蔵庫の中で腐っていた、随分前に購入した果物が気付いたらカビだらけになっていた、という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

きゅうりの先端を贅沢にカットしてみたり、いちごの果肉がへたに大量についたまま捨ててしまったり...


日常のちょっとしたことにも意識を向け、食材、食べ物を大切に扱う行動を継続することが、必ずみんなの助けになるはずです。

普段からアンテナを立て行動に移すことが、地球、そして人々の暮らしを改善する大きな鍵になると思います。





5. まとめ


最後まで読んで頂きありがとうございます。

食品ロス、フードロスについて、少しでも興味を持って頂けたなら幸いです。


Snactionの活動も、ぜひチェックしてみてくださいね!


では、またお会いしましょう!


めぐみ


 
 
 

Comments


© 2020  Snaction Wix.comを使って作成されました

bottom of page