みなさん、こんにちは!Snactionのめぐみです。
今回は、Snactionのメンバーが定期的に行っているミーティングの中で実施した「フードロスディスカッション」を紹介します。
1.Snactionの「フードロスディスカッション」
2.フードロスの価値観
2-1.4つの視点
2-2.「正しい」って何だろう
2-3.フードロスを考えるということ
3.Snactionメンバーの日常での気づき
4.まとめ
1.Snactionの「フードロスディスカッション」
Snactionのメンバーは、フードロスに関心がある人、教育に携わりたい人など、様々な興味関心を持って活動している人が集まって構成されています。
一つの団体の中でも、「フードロス」という一つの単語を聞いて想像することは十人十色。色んな切り口があるのではないでしょうか。
そこで、フードロスディスカッションでは、フードロスや食に対する価値観、実際の日常生活における行動、気づきをシェアしながら学びを深めました。
2.フードロスの価値観
皆さんは、フードロスが悪いことだ!と思っていませんか?
では、そのフードロスを「ロス」だと捉える線引きはどのようにしていますか?
そもそも、あなたが想像するフードロスは、誰にとっての悪なのでしょうか...?
Snactionで行ったディスカッションでは、フードロスを考える上で重要な4つの視点がシェアされました。
2-1.4つの視点
視点1:人によって価値観は異なる
ー知らないことは悪いことじゃない。食べない理由も人それぞれある。
視点2:二項対立で物事を捉えることの危険性
ーグレーゾーンがある。思考狭めないように。
視点3:正論を疑おう
ー食べるのか、残すのか。状況によって優先順位を考える。
視点4:「みんな考えている」という決めつけの危険性
ー誰もがフードロスについて考えていると思い込まない。
突然ですが、みなさんは、どのバナナなら食べられますか?
4つの視点を踏まえて考えてみましょう。
黄色いバナナ・茶色の斑点がついたバナナ・熟して真っ黒になったバナナ・バナナの皮
の中で、普段、どれを食べ物として口に入れているでしょうか。
「黄色のバナナと斑点つきのバナナだけかな」「私は皮も食べられるものだと思って食べている」「熟して真っ黒になったバナナは甘くて美味しいけど、皮は食べないかな」など、人によって「食べられる」と「食べられない」の価値観が異なると思います。
このように、あらゆる食べ物に対する「食べられる」「食べられない」の価値観は必ずしもみんな同じだとは言い切れません。
食べ物に限らず、様々な物事に対する価値観は育った環境などで人それぞれ異なります。
一方的に自分の価値観だけで「この人は間違っている」「これはフードロスだ!」と決めつけるのではなく、相手の行動や考えの裏には人それぞれの理由があるということを理解し、行動に移すことが大切だと考えます。
2-2.「正しい」って何だろう
「正論」って何でしょうか。誰が決めた正しさでしょうか。
世の中には「これが正しい」という意見が沢山ありますが、無意識のうちにマジョリティの「正しい」に参加し、それを正しいとは思っていない人を非難する、なんてことが日常茶飯事な気がします...
表現の自由やSOGIなど、昨今、頻繁にニュースなどで取り上げられているトピックの中にも、世の中の「正論」が潜んでいますね。
果たして、「フードロスを削減すべき」は正論でしょうか。フードロスがなくなることで困る人がいる、ということを考えたことがありますか?
一度立ち止まって、世の中の「正論」に疑問を抱く。
この姿勢を、フードロスを考える上でも忘れてはいけないと思います。
2-3.フードロスを考えるということ
Snactionのチームで活動するときも、フードロスに関する考えをシェアするときも、フードロスというトピックを「じぶんごと」として考えるよう意識していますが、
世界中の人が同じ熱量でフードロスについて考えているかどうかは分かりません。
正直、Snactionのメンバーだけをピックアップしても、全く同じ熱量で、価値観で、フードロスを考えている人はいないと思います。
ですが、それぞれが何かしらの形で「フードロス」という言葉に耳を傾け、頭で考え、行動に移している。このブログを通じ、実際に読むという形で「フードロス」に触れている。
フードロスに触れる、考える、行動するにも色んな形があるということ、捉え方は多様だということを心にとめて、今後の活動にも尽力したいと思います。
そして、活動を通じて、今までフ-ドロスにあんまり興味が無かった人が、少しでも関心を持ち「じぶんごと」として捉えるきっかけを作っていきたいです。
3.Snactionメンバーの日常での気づき
どんな時に、どんな風に、食べ物が捨てられているのか?
私たちの生活を見直してみましょう!
ということで、Snactionのメンバーで昨日食べたものや、身近なフードロスを話し合いました。
「暑いから腐らせちゃった」「冷蔵庫をあさっていると意外ともう食べられないものが出てくる」「実家暮らしで、自分が食べる分だけよそって、残りは保存している」などなど...
食べ物のロスは少ないが、プラスチックのゴミが沢山出てしまった、などの意見もありました。
ディスカッションの中でも、特に興味深かったのが飲食バイトの裏側...!
「揚げた時にとれちゃった皮や、骨が見えちゃったチキンは廃棄」「お客さんが残した料理は捨てるしかない」「ピザの耳がよく残っている」「宴会や接待のお席では、喋ることに夢中になっちゃって、お料理が大量に残ってることもザラにある」
といった課題、
余った食べ物はまかないになる、個人経営のお店で欠品があるがお客さんが理解してくれる、割と決まりがゆるくて持ち帰りできる、などの対策も共有されました。
お店の規模や提供する食べ物の種類によって、捨てる量、種類も変化します。
食べる側、提供する側、両方がwin-winになれるバランスが重要ではないかと考えます。
4.まとめ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
今回はフードロスディスカッションで話し合ったことをシェアさせて頂きました。
何か気づきがあると嬉しいです!
では、また次回のブログで!
めぐみ